更年期障害
更年期障害
「急に顔が熱くなる」「夜中に何度も目が覚める」「理由もなくイライラや涙が止まらない」
40代半ばを過ぎて、このような心身の変化に戸惑っていませんか?
更年期は、女性ホルモンの減少により、自律神経のバランスが大きく揺らぐ時期です。しかし、その不調を「年齢のせいだから」と一人で我慢する必要はありません。
さくらクリニック益田は、心療内科の視点から「心のゆらぎ」と「身体の不調」を切り離さず、トータルでケアするクリニックです。益田市にお住まいの女性が、更年期という転換期を健やかに、自分らしく過ごせるようサポートいたします。
更年期とは、閉経前後の約10年間を指します。この時期、卵巣から分泌される女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減少することで、脳の視床下部にある自律神経のコントロールセンターが混乱し、心身に多様な不調(不定愁訴)が現れます。
更年期障害の特徴は、症状が一つではなく、日によって、あるいは人によって千差万別であることです。身体の症状だけでなく、精神的な症状が強く出やすいのもこの時期の特徴です。
更年期の症状は、大きく分けて「身体の症状」と「心の症状」に分類されます。特に心療内科領域では、以下の症状を重視して診察を行っています。
血管運動神経症状
ホットフラッシュ(顔のほてり、のぼせ)、異常な発汗、動悸、息切れ
運動器・知覚症状
肩こり、腰痛、関節痛、手足の冷えやしびれ
消化器・皮膚症状
胃もたれ、吐き気、肌の乾燥、かゆみ
情緒不安定
理由もなく悲しくなる、急にイライラが爆発する
意欲の低下
何をするにも億劫(おっくう)、集中力が続かない
不安感
将来に対する漠然とした不安、焦燥感
不眠
寝つきが悪い、眠りが浅い、早朝に目が覚めてしまう
婦人科がホルモン補充を中心に行うのに対し、当院のような心療内科では、「更年期というライフステージに伴うストレス」を含めた総合的なケアを得意としています。
更年期の精神症状は、うつ病の初期症状と非常に似ています。当院では心療内科の専門性を活かし、それがホルモンバランスによるものか、あるいは精神的な疾患が背景にあるのかを適切に診断します。
更年期女性の多くが悩む「不眠」に対し、当院では睡眠障害の専門的な知見からアプローチします。必要に応じて簡易睡眠検査を行い、不眠の原因が更年期による自律神経の乱れなのか、あるいは「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」などの身体的要因なのかを特定します。
更年期世代は、子どもの自立、親の介護、職場での責任など、環境の変化によるストレスが重なりやすい時期です。当院では、患者様を取り巻く環境を丁寧に伺い、心の負担を軽くするための対話を大切にしています。
患者様一人ひとりの体質や症状の強さに合わせて、無理のない治療法を組み合わせてご提案します。
漢方薬による体質改善
更年期障害の治療において、漢方薬は非常に有効です。「血(ち)」や「水(すい)」の巡りを整え、自律神経のバランスを緩やかに回復させます。西洋薬に抵抗がある方にも安心して始めていただけます。
心を穏やかにするお薬
(自律神経調整薬・抗うつ薬)
精神的な症状があり、日常生活に支障が出ている場合には、自律神経調整薬や抗うつ薬などを使用することがあります。心の波を穏やかにすることで、生活の質(QOL)を速やかに改善します。
睡眠環境のサポート
睡眠の質を上げることは、更年期症状の緩和に直結します。適切な睡眠衛生指導や、身体に負担の少ない睡眠導入のサポートを行います。
実は、閉経後の女性は女性ホルモンの減少により、いびきや睡眠時無呼吸症候群のリスクが急増することがわかっています。「夜中に何度も目が覚める」「朝起きたときから疲れている」という症状は、更年期だけでなくSASが原因かもしれません。当院ではCPAP療法士の資格を持つ医師が、必要に応じて睡眠検査を行い、根本的な原因を見逃しません。
更年期は、決して「病気」というだけでなく、女性が次の輝かしいステージへ進むための準備期間でもあります。
「家族にイライラをぶつけてしまい自己嫌悪に陥る」
「仕事に行きたいのに体が動かない」
そんなお悩みは、決してあなたの性格のせいではありません。益田市のさくらクリニック益田で、一度その心の重荷を下ろしてみませんか?私たちは、あなたが再び笑顔で毎日を過ごせるよう、心と身体の両面から全力でサポートいたします。
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